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人々(住人)
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ブラジルの5地域

    北部
アマゾナス州、パラー州、アクレ州、ロンドーニア州、ロライマ州、アマパ州、トカンチンス州

この流域の大部分はアマゾン川流域にあり、生い茂った熱帯雨林に広く覆われています。アマゾン川はこの地域の真ん中を西から東へと流れ、大西洋へと注ぎ込みます。同流域には他にもたくさんの河川があり、世界の5分の1の水量を誇っています。主要都市としては、アマゾナス州の州都マナウス市とパラー州の州都ベレン市があります。

アマゾン川流域は発見以来、ヨーロッパ人にとって肥沃で自然に恵まれた非常に魅力的な理想郷でした。しかし、19世紀半ばまで、この地域は経済的に苦しんでいました。アマゾン川流域が注目を浴びるようになったのは、ゴムの需要が急増した19世紀後半になってからです。それ以降、この地域の人口は6倍に、また収入は1850年から1910年の間に12倍にもなりましたが、1910年にはゴム市場が崩壊してしまいました。

1960年代から1970年代には、豊富な鉱物資源と農業に対し、再び関心が集まりました。鉱物の採掘権を管理する法律が改正されたこと、及び外国企業とのジョイントベンチャーを行う準備が企業の中にできてきたことにより開発が進み、鉱業は発展しました。政府は様々な移住計画に資金援助をしましたが、これらは人の少ないアマゾンの広大な森林を、北東部の土地を必要とする農家に割り振ろうという考えに基づいていました。

政府がアマゾン地域を積極的に開墾して農業を奨励したことは、結果的には同地域が環境破壊に脅かされることにもつながりました。1970年代及び1980年代に行われた開発計画やアマゾン地域への移住の結果、41万4,400km²の森林が伐採されました。そのため、ブラジル政府は牧畜及び農業計画に対する奨励金や公的融資の停止、木材の輸出禁止など、様々な開発抑制策を打ち出しました。その結果、1989年以降の森林伐採のペースは半分に落ち、アマゾン森林の91.5%がそこなわれずに済みました。今日では、アマゾンの熱帯雨林の保全は通信衛星によって監視され、EUやアメリカ合衆国、その他12ヵ国の国際団体による「パイロット・プロジェクト」を通して、環境保全が強化されています。


    北東部
マランニョン州、ピアウィー州、パライーバ州、ペルナンブッコ州、バイーア州、アラゴーアス州、セルジッペ州、リオ・グランデ・ド・ノルテ州、セアラー州

広大なこの地域には全人口の30%近くが住み、慢性的な干ばつに苦しめられています。しかし、同地域には豊富な油田が眠っているといわれ、経済的な将来性が見込まれており、最近では、連邦政府がSUDENE(北東部開発管理庁)を通して、同地域に特別な感心を寄せています。莫大な資金が北東部の開発に当てられ、かなりの成果を上げています。

ペルナンブッコ州とバイーア州は植民地時代、最初の中心地であったため、今でもブラジル文化に大きな影響を及ぼしています。特に音楽、フォルクローレ、料理、その他この地方特有の習慣などは、ブラジル固有のものとして定着しています。北東部で最大の都市はレシッフェとサルヴァドールです。


    南東部
リオ・デ・ジャネイロ州、サン・パウロ州、ミナス・ジェライス州、エスピリト・サント州

サン・パウロ市、リオ・デ・ジャネイロ市及びベロ・オリゾンテ市とそれらの周辺地域はかなり工業化が進み、ブラジル経済の中心となっています。また、人口の大半はこの地域に集中しています。

豊富な鉱物資源に恵まれ、農業も国内で最も発展しており、国内向けの様々な農作物、牛乳、肉及びそれらの加工食品のみならず、輸出用のコーヒーや穀物も生産しています。


    南部
パラナー州、サンタ・カタリーナ州、リオ・グランデ・ド・スール州

この地域もかなり開発が進み、加えて、第一次産業と第二次産業のバランスがとれています。ブラジル高原は南に向かって下降し、「バンパス(pampas)」と呼ばれる平原へと続いています。この平原ではカウボーイに当たる「ガウーショ(gaÚcho)」による伝統的な放牧が行われています。この地域西側、アルゼンチンの国境近くには、世界でも有数の美しい自然の驚異「イグアスの滝」があります。そこから20km弱の、ブラジルとパラグアイの国境を流れるパラナー州に、世界最大の水力発電所イタイプダムがあります。この地域で最大の都市は最南端のリオ・グランデ・ド・スール州の州都ポルト・アレーグレです。


    中西部
マット・グロッソ州、マット・グロッソ・ド・スール州、ゴイアース州、連邦区

この地域は広大なサバンナと熱帯の草原に覆われ、今も人口はまばらです。かっては国内の過疎地域の一つでしたが、一次産品が急速に拡大し、新産業も次々と生まれています。1960年に建設された首都ブラジリアもこの地域内にあり、連邦政府によって指定された広大なインディオ保護地区(この地区には元々インディオが住んでいた)や、野生天国である「マット・グロッソ大湿原(通称パンタナル)」もあります。


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