石油と石油化学製品
 石油 1953年にペトロブラス(Petrobras:
ブラジル石油公社)の設立が認可され、 国家を代行してブラジルに於ける石油産業関連の各種の活動の実務を同社が担うことになった。
石油資源の探査および採掘、天然ガス、石油および石油誘導製品に関連する各種の活動は卸売部門に於ける流通事業、ガソリンスタンドに於ける小売業を除いて1954〜1997年にペトロブラス(Petrobras)が独占した。この期間中にペトロブラス(Petrobras)は石油誘導製品の販売に関して国内市場をリードした。
1997年にブラジルはペトロブラス(Petrobras)の活躍の結果として、日産100万バーレル以上の石油生産量を誇る世界の16カ国の一角に名を連ねるに至った。同年、即ち1997年8月6日に当時ノフェルナンド・エンリケ・カルドゾ(Fernando
Henrique Cardoso)大統領が法令第9.478号に署名した。これによってブラジルの石油産業が民間に開放された。
ペトロブラス(Petrobras)の創立50周年を迎えた2003年に同社は原油および天然ガスの国内外に於ける生産量を倍増して日産200万バーレルに達した。
2006年4月21日にはルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シウヴァ(Luis Inacio Lula da Silva)大統領がカンポス(Campos)油田カンポデ・アウバコラ・レステ(Campo
de Albacora Leste)地区のP-50号石油掘削リグの生産開始式典を主催し、これによってブラジルは石油の持続的なな自給体制を達成するに至った。
ブラジルの石油資源の確認埋蔵量は2006年現在で122億バーレルに達し、これは2005年の数値を3.5%上回る。この内92.6%は海底油田で特にリオデジャネイロ(Rio
de Janeiro)州に集中(海底油田の確認埋蔵量の86.6%)し、残り7.4%が陸上油田にある。確認埋蔵量の最も大きな伸びはエスピリトサント(Espirito
Santo)州の海底油田で見られ、同期間中に14.2%を記録した。
天然ガスに関しては2006年現在の確認埋蔵量は3479億立方メートルに達する。1997〜2006年にブラジルの天然ガス確認埋蔵量は年平均4.8%の伸びを記録した。2005〜2006年にエスピリトサント(Espirito
Santo)州で天然ガス確認埋蔵量が218.%を記録したが、これは特筆に価する。
2007年11月8日にペトロブラス(Petrobras)はサントス油田(Bacia de Santos)トゥピー(Tupi)地区で推定50〜80億バーレルの原油・天然ガス資源の存在を確認した旨を発表した。同社は埋蔵量の65%を採掘する権利を保有している。これはブラジル国内で最大の天然資源発見事例であり、国内資源量の40〜60%に相当する。
現在ペトロブラス(Petrobras)は27カ国に代表事務所もしくは事業所を置いている。世界ランキングでペトロブラス(Petrobras)は全ての石油関連企業の中で14位、上場企業の中では7位を占めている。
石油化学製品
ブラジルに於ける第一世代および第二世代の石油化学製品の生産は3箇所の石油化学コンビナートに集中している
− バイア(Bahia)州のカサマリ(Cacamari)市に位置するカサマリ(Cacamari)石油化学コンビナート
− サンパウロ(Sao Paulo)州の(Maua)市に位置するサンパウロ(Sao Paulo)石油化学コンビナート
− リオグランデドスウ(Rio Grande do Sul)州のトリウンフォ(Triunfo)市に位置するトリウンフォ(Triunfo)石油化学コンビナート
リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州のドゥケデカシアス(Duque de Caxias)市はブラジル国内で第4の石油化学コンビナート所在地としての地位を確立しつつ有る。同地に所在する第一世代はリオポル(Riopol)社を通じてナフサの代わりに天然ガス分留物を活用する国内最初の事例である。
2007年11月30日にペトロブラス(Petrobras)は石油科学分野の民間企業であるウニパル(Unipar)社との合弁を発表した。新会社は国内第二位の石油化学企業になる。また、ブラジル国内および南アメリカで当該分野の最大の企業集団であるブラスケン(Braskem)グループに対する資本参加を拡大する契約に調印する旨を発表した。
これ等の一連の取組はブラジルの石油化学業界を再編する事を目指すものであり、これによって多国籍企業との競争を可能にする。

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