料理

多様な味わいを持つブラジル

fod_p01大陸並みの雄大な土地を有するブラジルには、その雄大さに匹敵する大陸並みの料理がある。面積が850万km2以上ある国土に、尽きる事のない泉のごとく食材が溢れている。その多様性は地方の様々な地元料理を生んだ。各地方で生産される豆、野菜、果物、肉等のそれぞれに異なる食材は、その地方の特徴を持ち様々な料理に変化する。またその料理法も土地によりそれぞれ異なる。一つの料理の中に先住民のインディオ、入植したポルトガル人、そして農業労働力として連れて来られたアフリカ人からもたらされた影響が表われている。特に19世紀から20世紀にかけて日本人とイタリア人の移民達がもたらしたものは独特であり、ブラジルの食卓を更に豊かにした。

アマゾン河流域の料理は先住民の影響を強く受けている。そこには独特な味を持つ「ツクピー」(キャッサバイモの根の絞り汁)そして「ジャンブー」(麻酔効果のあるクレソン野菜の一種)がある。これらの食材を利用し、キャッサバイモの澱粉で作ったスープ、ジャンブーの葉、そして干し海老で、「ツクピー汁煮込み鴨」あるいは「タカカースープ」を作る。クプアスー、アサイー、ガラナ、パラナッツなどの果実も豊富である。

北東部は異なる二つの面を有し、沿岸部と内陸部の各料理に代表される。この地域では、特にバイア州の料理が他の州に比べ注意を引く。この州は、ポルトガル人により奴隷として連れて来られたアフリカ人の影響を強く受けている。バイア州に限らず、北東部に位置する九つの州の内陸は乾燥しており、「カルネ・セッカ」または「カルネ・デ・ソール」等の干し肉類、更にキャサッバイモの粉または煮たキャッサバイモが料理の中心となる。

南東部に位置するリオ・デ・ジャネイロはフェイジョアーダの本場でもあるが、ポルトガル人により伝えられた鱈料理の「バカリョアーダ」の地元でもある。尚、エスピーリト・サント州の地元料理と言えば、バイア州の「モケーカ」の原型であり、より先住民の影響を受けている煮込み料理である。サンパウロ州並びにミナス・ジェライス州では豚肉及び「トウシンニョ」(皮付きの豚の脂身)等を使用した料理を好み、それをケールの葉、フェイジョン豆と大量のキャッサバイモの粉と共に食べていた。

上記の紹介が大げさだと思う人には、実際にはブラジルが誇る多くの料理の一部にすぎないと伝えたい。北の果てから南の果てまで、そして東から西の端まで望んで見るとその豊富な食文化を発見する事ができる。


▲トップへ戻る


ブラジルの代表料理

ブラジルの料理を調査するには、この広い国を隅々まで駆け巡る必要があり、各地域の特徴を把握しなければならない。一般的に「フェイジョアーダ」(黒豆、豚肉、ソーセージ類、干し牛肉などを煮込んだ料理で、ご飯に添え、オレンジ、炒めたケ‐ルの葉、キャッサバイモの粉で作るファロッファと共に食べる)がブラジルの代表料理として紹介されている。

▲トップへ戻る


料理についてさらに詳しく